注文住宅を建てたいと願う人の多くは、オリジナリティあふれる家に住みたいと願っています。しかしその一方で、自分の中にあるイメージを具体的にする事ができず、結局流行りのデザインを少し変えた程度のアレンジになってしまう事が少なくありません。せっかくの注文住宅なのですから、自分の中にある「こうしたい、ああしたい」を現実のものにしたいのは、当然のこと。ではいったいどのようにしたら、イメージを具体的にして、依頼先に伝える事ができるのでしょうか。
いろいろな住宅雑誌を参考にするのも良い手ではありますが、それをするとやはりどうしてもそこに掲載されている家に似てしまうという落とし穴があります。そうならないためには自分のイメージを、自分で一つずつしっかり認識していく事が大切です。自分の建てたい家はどんな家だろうと自分自身に問いかける時間を用意し、静かな空間で想像を巡らせましょう。はじめはなかなかイメージが湧かないかもしれません。
そんな時は自分の性格について考え、そこから住み良い家のイメージへと繋げていきます。整理整頓が好きで綺麗好きなら、収納スペースが多くてデッドスペースのない家がお勧めです。逆に面倒くさがりで片付けが苦手ならば、隠す収納を実現してくれるデザインにしてもらえたら嬉しいとメモしておくと良いでしょう。家のイメージは浮かんだら紙に書き記します。
そうしておけば、注文住宅の建設を依頼する業者の人にその紙を見せるだけで、イメージを正しく伝える事ができるからです。